
革製品を作る際に
「漉き」
という作業があります
漉く=薄くする 薄く漉くことにより 革の重なりによる 厚みの軽減を行います レザークラフト に ある程度慣れてくると この作業は必須となります 厚みを調整しなければ 野暮ったい作品にしかなりません 革の重なる部分には 効果的な漉きが必要です
ではどのようにして革漉きを行うのか…
1...革漉き機を導入する 2...漉き専門店に依頼する 3...革包丁や専用工具で漉く
以上の3つの方法の中からお話ししていきたいと思います
1... 革漉き機については効率的で量産に向いています プロとなれば1つのパーツだけでも 大量にカットし漉きを行う工程だけでも 1日がかりになったりします 量産目的であれば 革漉き機を導入するべきです 新品~中古まで色々あります 検索してください
2... 漉き専門店に依頼することは より効率的です 部分的な漉き~ベタ漉き(全体を均一に漉く)まで 1枚当たり数十円で 指示通りに漉いてくれます ただ、サイトを運営している会社は少ないので 代表的な漉き屋さんだけご紹介いたします 浅原皮漉所 https://kawasuki.jp 伊東金属 https://ssl.itokinzoku.co.jp/kawasuki2.html 伊東さんは何度か依頼しており、お気に入りです コバ漉きではなく”ベタ漉き”のみ 受け付けております
3.... 革包丁や専用工具で漉く これが一番手軽ですね 革包丁は安くて高品質(青紙1号)な秀次さんがオススメです 漉きには幅広の方が良いかと思います 秀次 https://www.kawazairyo.com/?pid=116379783 工具はパロサントさんに限ります こちらはフレンチエッジャーです Palosanto https://www.kawazairyo.com/?pid=138713496 カッタータイプも使いやすそうですね スーパースカイバー https://www.leathercraft.jp/item/3702/
僕の場合はというと 20年もやっていて コバ漉きに関しては 実は革包丁のみです 慣れれば、意外と早くこなせるので 機械はいらないですね これが一番安くて効率的なのでオススメです ただしベタ漉きは均一に仕上げることはできないので 先ほどの伊東金属さんや 大きめサイズの革であれば 墨田革漉工業 http://www.sumidakawasuki.com にお願いしています 地方在住の方の場合、革漉きは送料だけでもお金がかかりますよね ベタ漉きに限って言えば ネットで革を購入する場合 各店舗が、1枚500円程度で 漉きのサービスをやっているかと思いますので 必要な厚みに分割して漉いてもらうのが 一番安上がりだと思います